バルタン星人
「フォッフォッフォッ」
ゼロ幸太郎
「バルタン星人!?」
エックス
『あの位置は●●の第一ラボがあった場所だ』
●●
「俺のフルコースメニュー用に培養していたバルタン星人か」
矢的猛
「フルコース?まさか・・・食べるのかい!?」
●●
「エックス、はづきと連絡を。純子が心配だ」
エックス
『大変だ●●!ちょうどあの位置に2人がいるらしい!』
ゼロ幸太郎
「いくぞ幸太郎!」
矢的猛
「私も行こう!」
●●
「無事でいてくれ」
【怪獣出現の現場】
純子
「か、怪獣が!」
はづき
「私達を狙っている?」
バルタン星人
「フォッフォッフォッ」
純子
「こ、怖い・・・」
●●
「純子、無事か」
純子
「●●さん!」ひしっ
はづき
「どうやらラボで保管していた個体が巨大化したみたいですね」
矢的猛
「そんな危険な事をしていたのか」
エックス
『それが妙なんです。巨大化はできないように遺伝子操作をしていたはず』
●●
「巨大化を拒絶するようにもしていた」
矢的猛
「そうなると何者かが遺伝子を元の状態に戻したと」
はづき
「おそらく」
純子
(話についていけません・・・)
「あれ?巽さんは?」
エックス
『彼はゼロと共に』
●●
「先にホテルへ行ってもらった」
エックス
『そうだ』
純子
(ゼロ?)
はづき
「私達は避難しましょう」
純子
「けどさっきから怪獣が私達を」
矢的猛
(まさか・・・あのバルタン星人は純子くんのマイナスエネルギーに反応を?)
●●
「心配いらない、きっと助けが来る」

ウルトラマンゼロ
「シェア!」
はづき
「ウルトラマンゼロが来ました」
エックス
『バルタン星人1体なら問題ないだろう』

ゼットン
「ピロロロロロロロ・・・ゼットン」
はづき
「ゼットンが現れました。あれは第2ラボに保管していた食材ですね」
矢的猛
「ゼットンまでいたのかい!?」
●●
「スープに使っていました」
エックス
『まずい!流石にゼットンとバルタン星人が相手では分が悪すぎる!』
はづき
「しかも依然わたしたちを狙っています」
純子
「うーん・・・」ばたん
矢的猛
「純子くん!」
●●
「大丈夫です。気絶しただけです」
矢的猛
「よかった・・・しかしこのままでは」
●●
「エックス、ユナイトできるか?」
エックス
『ダメだ。今の私に変身できるだけのエネルギーは回復していない』
●●
「足りないだけなら俺が補えばいい」
矢的猛
「大丈夫なのかい」
はづき
「いいえ無茶です。そんな事をすれば●●さんの寿命が減ります・・・いえ下手すれば死ぬことも」
エックス
『そんな事は今戦っている彼も望んではいないはずだ』
●●
「このまま放っておく事はできない・・・それに怪獣たちはおそらく純子を狙っている」
矢的猛
「やはり純子くんのマイナスエネルギーに反応して?」
●●
「純子はもう死んでいる。だが非力な一人の女の子に変わりはない」
「ウルトラマンやウルトラマンと共にある先生や俺とは違う」
「今はただ・・・誰よりも何よりも純子だけを守りたい」
「頼むエックス・・・俺とユナイトしてくれ」
エックス
『●●・・・』
矢的猛
「その必要はない」
●●
「矢的先生」
矢的猛
「忘れてもらっては困るな・・・ウルトラマンはまだひとり・・・ここにいるという事を」
はづき
「ブライトスティック。まさかあなたは」
【矢的猛は両拳を順に突き出しブライトスティックを天に突き上げ叫んだ】
巨人の名は