矢的猛
「ｴｲﾃｨ!」ピカーン

純子
「はっ！？」

●●
「目が覚めたか純子」

純子
「す、すみません・・・気絶してしまって///」
「あ！か、怪獣は！？」

はづき
「心配ありません、もうひとりのウルトラマンが加勢に来てくれました♪」

純子
「あ・・・あのウルトラマンは！」

ウルトラマン８０
「ショワッ！」

純子
「ウルトラマン・・・８０！」

はづき
「ご存知だったのですね」

純子
「まだ私がアイドルとして駆け出した頃・・・何度も助けてもらっていたんです」
「とても温かく・・・まるで矢的先生みたいだなって・・・」

エックス
『それもそうだろう。なんたって彼ｋ』

●●
「不思議な事もあるものだな」

純子
「はい・・・あれ？矢的先生は？」

エックス
『彼なら今あｓ』

はづき
「救助を呼びに行きましたよ♪」

【だが純子はウルトラマン８０の姿を見て確信した】
【彼こそがかつて憧れを抱いた先生、矢的猛なのであると】

純子
「頑張って・・・矢的先生」ぼそっ

【２人のウルトラマンはまもなくして怪獣を倒した】

ゼロ
「ワイドゼロショット！」ビー

ゼットン
「ｾﾞ･･･ｯﾄﾝ」ドカーン

８０
「バックルビーム！」シュバー

バルタン星人
「」ズバーン

純子
「やった！ウルトラマンが勝ちました♪」

●●
「ああ・・・」

【ほどなくして巽幸太郎と矢的猛が戻ってきた】

矢的猛
「事情は聞いたよ。君が紺野純子くん本人でゾンビである事も」

純子
「はい・・・そのとおりです。けど先生ならきっとお見通しだったでしょうね」

矢的猛
「安心してくれ、この事は皆には話さず僕の胸のうちに秘めておく」

純子
「ありがとうございます」ぺこり

【翌日、同窓会は無事に行われ純子は矢的猛に別れの挨拶をしていた】

矢的猛
「じゃあ元気でな純子くん」

純子
「はい。といっても、もう死んでいますけどね♪」

矢的猛
「冗談が言えるのなら大丈夫そうだね」

純子
「はい・・・私あのときの先生の教えが今でも励みになってます」

矢的猛
「勇気の話かな」

純子
「はい・・・挫けそうなってふさぎ込んだ事もありますが・・・」
「死んでいても腐っていても今こうして再びアイドルとして立っています」

矢的猛
「そうか・・・じゃああのとき君に聞けなかったもう一つの質問をしてみようかな」

純子
「もう一つ・・・ですか？」

矢的猛
「君は誰かを愛しているかい？」

純子
「え？///その・・・それは・・・///」ちらっ

●●
「？」

幸太郎
「なんじゃい？」

純子
「・・・・・・はい///」かあああ

矢的猛
「そうか、安心したよ。死んでいることを気にしているようだったからね」
「だが誰かを愛するということ。それは生きてることなんだ」

純子
「・・・・・・はい♪」


純子の同窓会SAGA、おわり


あとがき