愛
「ひい!」
《二度目の暗闇、愛は再び恐怖で声も出せず動けずにいた》
愛
(怖い・・・●●・・・どこにいるの・・・?)がたがた
●●
「・・・」ぎゅっ
愛
(・・・●●)ぎゅっ
●●
「大丈夫だ・・・ここにいる」ぎゅっ
愛
「●●・・・●●・・・」かたかた
●●
「無理して喋るなって」
愛
「・・・・・・じゃあ・・・塞いで・・・みなさいよ・・・」
●●
「・・・」
《暗い部屋のなか、愛は●●を両手ごと抱きしめていた》
愛
「塞げるものなら・・・ね・・・」
《至近距離とはいえ暗ければ互いに顔の位置も分からないと愛は思っていた》
●●
「♪」にやり
雷雨は止み