名前:巽幸太郎と伝説のフランシュシュ

蘇った回数58.SAGA

ナイスよかったい


「学校か。みんな学校には通ってた事にはなるのかしらね」

純子
「ゆうぎりさんの時代ではどうでしたか?」

ゆうぎり
「明治五年にはお上から童らに教育が義務付けられましたなあ。もっとも、わっちらには縁のない話でしたけど」

純子
「子供の頃から・・・ずっと遊廓の中だったのですか?」

ゆうぎり
「あい。けど芸事の稽古のほかに読み書きもしていんした。わっちらにとっては遊廓は学校でもありんしたなあ」


「そういえば字は達筆だったわね。レッスンでも覚えは良かったし現代の音楽にも対応してた・・・習い事の基礎はあったって事ね」

ゆうぎり
「ふふ♪愛太夫のお墨付き、いただきんしたな♪」


「誰が太夫よ///」

純子
「当時のトップアイドルでしたし、太夫というのもあながち間違いでもないのでは?」

ゆうぎり
「しかしそう考えると、この屋敷も学校みたいなもんでありんすなあ」

純子
「そうですね。●●さんも巽さんを先生と呼んでいますし♪」


「教師も生徒も問題児だらけの学校だけどね・・・やれやれだわ♪」
学校