【俺たちは3組に分かれ、みゃー姉の探索に尽力した】
内海
「よく見ると他にもNPCいるな・・・みんな裕太みたいに普通に話できるのか?」
裕太
「できるよ。けど互いに話す事はほとんどないかな・・・」
内海
「そこはNPCらしいな」
裕太
「前は集まって会話することもあったんだけど・・・」
内海
「NPCでコミュニティとかできてたのかよ!」
裕太
「うん・・・でもそういう集まりは怪獣に狙われるようになって」
内海
「なるほど・・・色んな意味で自然消滅したのか」
裕太
「この町は寂しい・・・作られた頃は楽しかったのに」
内海
(やっぱり侵入者の仕業か。許せねぇ)
【その頃の●●は】
六花(菱)
「この分け方には意図があったのかしら」
●●
「トラブルを極力避けるためだ。六花とは意見が割れていたからな」
六花(菱)
「それは六花と六花も同じじゃない」
●●
「だから極力だ。もし六花と六花なら口論になっていただろう」
六花(菱)
「それは・・・そうかも」
●●
「効率を考えれば6人バラバラでいきたかったがリスクがあるからな」
六花(菱)
「怪獣・・・また出るかしら」
●●
「3度とも俺たち目掛けて襲ってきた。確実に出る」
六花(菱)
「みゃー姉・・・いったい何処に」
●●
「手かがりは怪獣だな」すっ
六花(菱)
「それ・・・スパークドール・・・だったよね」
エックス
『どうかしたのか?』
●●
「分かっているのはドールがこの世界で作られたという事だ」
六花(菱)
「外部から来たのなら反応で判別できるのよね」
●●
「怪獣を倒しドール化させれば手がかりは増える。出現場所に規則性を見つけられれば特定も可能だ」
六花(菱)
「みゃー姉の発見にも繋がるわけね」
【探索中に再び怪獣は出現した】
内海
「おらぁ!」
【再変身した内海は怪獣を撃破する】
●●
「内海、まだ変身は解くな。また怪獣が現れるかもしれん」
内海
「わかった!」
【案の定、また怪獣が現れたが撃破した】

●●
「もう現れないのか・・・」
内海
「悪い●●、もう限界だ」ピコーンピコーン
裕太
「まさかあんなに怪獣がいたなんて」
六花(宝)
「ドールが3体・・・それにしても精巧な造りだね」
内海
「よく見るとソフビとまるで違う・・・職人技だ」
●●
「・・・・・・みゃー姉」ボソ
六花(小)
「どうかしたか?」
●●
「なんでもない。侵入者の場所がこれで特定できそうだ」
六花(菱)
「そこにみゃー姉が捕まってる可能性もあるのね」
内海
「囚われの姫を救わないとだな!」
裕太
「その人、随分と慕われているんだね。まるで新条さんみたいだ」
六花(宝)
「そんな人がいるの?」
裕太
「人気者で皆から好かれてるよ」
内海
「ふーん・・・でも裕太から聞いた話を考えると、まっさきに怪獣に狙われそうだけどな」
裕太
「そういえばそうだね・・・運がいいのかも」
内海
「チートかよ。補正かかりまくってるな」
●●
「その人の住所とか、分かるか?」
裕太
「うん・・・前に誘われた事あったから」
●●
「もしかして、この場所じゃないか?」
裕太
「うん、そうだけど・・・まさか」
●●
「侵入者の反応が感知された場所だ」
裕太
「新条さんが危ない!」
内海
「そこにみゃー姉も!」
その頃・・・