●●
「成功した。これで怪獣と戦える」
内海
「よし!怪獣退治の専門家の力を見せてやる」
【内海は難なく怪獣を撃破、流石は特撮に精通しているだけあった】
六花(宝)
「ねぇ、怪獣が消えたところに何かあるよ」
六花(菱)
「これは・・・さっきの怪獣?人形っぽいけど」
内海
「ソフビっぽいな・・・1000円もしない安いかんじの」
エックス
『これは・・・スパークドールじゃないか!』
六花(小)
「知っているのかエックス!」
エックス
『かいつまんで言えば怪獣の力そのものを秘めた人形だ』
●●
「これが本来の姿か。いや、倒されたことで消耗し人形へと変化したとも見られるな」
内海
「てことは再生怪人みたいに再登場するかもしれないのかよ」
●●
「こいつは厳重に保管だ。量産型でもない限り二度と現れる事はないだろう」
六花(菱)
「油断はできないわね・・・」
ピカッ!
六花(小)
「何事だ!?」

六花(宝)
「さっきとは別の怪獣!」
内海
「連戦かよ!上等だ!」
●●
「待て内海、再変身するにはインターバルが足りない。最低でもあと30分」
六花(小)
「間に合わぬ!」
●●
「逃げ回るか。いやログアウトした方が早そうだ」
内海
「そうするか・・・あれ?」
六花(菱)
「ログアウトできない!これって・・・」
六花(宝)
「みゃー姉と同じ状態になっちゃったって事?」
内海
「おいおい・・・このまま怪獣に踏み潰されたらどうなるんだよ・・・」
●●
「最悪死ぬな」
六花(小)
「あばばばばば」
●●
「みんな落ち着け。想定していた事だろう」
六花(菱)
「そうだったわね・・・みんなアレで戦うわよ!」
六花(小)
「お、おう!失念していたわ」



【内海が変身できない事態を想定し対怪獣のための戦闘メカを発進させた】
内海
「大丈夫か●●?戦闘メカはロマンだけど特撮じゃ大抵の場合は敗北しちまうんだぜ」
●●
「問題ない。メカで倒すことが優先事項ではないからな」
六花(菱)
「そうよ、時間を稼げればいいの。もちろん倒すに越したことはないけど」
六花(宝)
「けど・・・私達のメカ3体でも倒せそうにないよ」
●●
「無理して攻めるな。仮想世界とはいえダメージを負えば修復に時間がかかる」
内海
「くそっもどかしいぜ!あと何分だ!?」
●●
「10分。無理に変身すれば負担がかかるからな」
怪獣
「ギャース!」
六花(宝)
「危な!攻撃が当たるところだった」
怪獣
「グルルルル」ジロリ
六花(小)
「こっちを見ているぞ」
内海
「やべぇ見つかった」
●●
「みんなメカを撤収させろ。逃走に集中だ」
六花(宝)
「でも・・・どこに逃げれば」
??
「こっちだ!早く!」
内海
「誰だ!?」
??
「地下への避難シェルターがあるんだ!案内する!」
●●
「みんな行くぞ。どのみち逃げ場所はない」
六花(菱)
「間に合うかしら・・・」
無事に避難できた