【しばらくして内海は目を覚ました】
六花(宝)
「内海!」
内海
「●●・・・みゃー姉は?」
●●
「まだ向こうにいる」
内海
「知っていたのか・・・あの女がみゃー姉だって」
●●
「想定していたという意味ではそうなる」
内海
「なんで・・・」
●●
「伝えなかったのは動揺して戦闘に影響が及ぶと判断したからだ。結果はご覧の通りだ」
内海
「はは・・・ざまあねえな」
六花(小)
「そんなことは・・・」
六花(宝)
「●●は私達を信じてくれなかったの?だから話さなかったの?」
内海
「おい六花・・・」
●●
「事実を知るなら、みゃー姉を救えたあとで良かった。それが理想だったからな」
六花(宝)
「そうかもね・・・でも何だか嫌だよ」
●●
「そうか」
六花(宝)
「!?・・・この!」ばっ
六花(小)
「やめて!」
六花(宝)
「っ・・・ごめん」すっ
●●
「六花が謝ることはない。俺の見通しが甘かった」
内海
「んな事あるか・・・●●は一番頑張ってたじゃねぇか・・・」
●●
「一番体を張ったのは内海だ」
内海
「はは・・・それは誇らしいぜ」
六花(小)
「ねえ・・・これからどうするの?」
六花(菱)
「みゃー姉は・・・あの世界から出たくないのかしら?」
六花(宝)
「そうかも・・・」
内海
「でも・・・話くらいちゃんとしたいぜ・・・」
●●
「話なら俺が聞きに行く。みんなはもう手を引け」
内海
「なんだって・・・」
六花(小)
「一人で行く気!?」
●●
「そうだ」
六花(菱)
「危険よ!」
●●
「わかっている」
六花(宝)
「もしかして・・・責任を感じてるの?」
●●
「否定はしない」
内海
「俺たち同盟だろ・・・そんな勝手は許さないからな・・・」
●●
「なら同盟は解散だ」
みんな
「!!!!?」
●●
「はっきり言おう。あとは俺一人で十分だ、お前たちは必要ない」
六花(宝)
「そんな!」
六花(菱)
「そんな提案は・・・聞けないわ」
六花(小)
「嫌だ!」
内海
「俺だって!」
●●
「内海、次は死ぬぞ」
内海
「う・・・」
●●
「六花たちもだ。内海のように助かる保証もない」
六花(小)
「でも」
●●
「内海と同じ轍を踏みたいのか」
六花(宝)
「そんな言い方!」
内海
「待て六花・・・わかったよ●●・・・同盟は解散だ」
六花(菱)
「内海・・・」
【同盟の・・・いや同盟だったみんなは解散した】
●●
「さよならだ六花。内海の事はしばらく頼んだ」
六花(宝)
「うん・・・それは任せて。幸い安静できるスペースはあるし」
●●
「二人も看病を任されてくれないか?」
六花(小)
「当然だ・・・」
六花(菱)
「断るわけ無いでしょ?今となっては・・・みゃー姉の事が心配」
●●
「そっちは任せろ。みゃー姉は必ず救う」
翌朝