【万全を期した。と思っていたが・・・】
六花(小)
「なんだと?」
内海
「また入試に落ちて2浪確定!?」
六花(菱)
「嘘・・・今度は大丈夫だと思ったのに」
六花(宝)
「また緊張してダメだったわけ?」
●●
「どうやら試験会場に来ることすら叶わなかったようだ」
六花(小)
「なにゆえ・・・」
【結果から言えば重度のプレシャーだった】
●●
「余計な事をしてしまったか」
内海
「んなことねぇって!」
六花(宝)
「そうだよ・・・たまたま悪いことが重なっただけだって」
【みゃー姉は自己嫌悪で引きこもってしまった】
六花(菱)
「どうしたら元気づけられるかしら」
六花(小)
「皆目検討もつかぬ」
同盟
「うーん・・・」
●●
「ゲームでもするか」
六花(宝)
「な、なんで・・・」
●●
「ただのゲームではない・・・これを見てくれ」パサ
【俺はゲームの内容を思案した資料を同盟に見せた】
内海
「これってVRってやつか?ゴーグルとかつけて遊ぶ」
六花(菱)
「内容は高校生になって学園生活を体験するシミュレーション・・・」
六花(小)
「興味深い!」
六花(宝)
「そっか、ゲームを通して高校生活に意欲を持ってもらえれば」
内海
「今度こそいけるかもしれない!」
【こうして俺たち同盟は合同でゲーム制作をした】
六花(宝)
「NPCは周辺の住人や生徒を似せてみようか」
六花(菱)
「現実でも慣れてもらえるようにならないとね」
六花(小)
「して、怪獣は?」
内海
「それいいな♪」
●●
「必要なのか」
六花(菱)
「いらないから!」
ゲーム完成