《夕方、案の定雨は降りあろうことか雷まで鳴った》
愛
「うぅ・・・」ガタガタ
《愛はいつかサキと雨宿りしていた公園まで避難していた。幸いメイクも落ちていない》
ピシャーン!愛
「ひっ!」
《すぐ近くで雷は落ちたようだ。愛は恐怖で動けないままでいた》
ぱしゃ・・・ぱしゃ・・・
愛
(だ、誰か来た・・・?)ちら
??
「・・・」すっ
愛
「レインコート・・・?あんた・・・」
●●
「・・・」ぷすぷすぷす
愛
「焦げ臭い・・・まさかさっきの雷は・・・」
《雷は●●に落ちていたようだ》
愛
「よく死なないわね・・・本当に人間?」
《しばらくして雷は鳴らなくなったが、雨だけ土砂降りだった》
●●
「・・・」すっ
愛
「平気よ・・・自分で立てる。レインコートだけは借りるけど」ぱしっ
●●
「♪」にっ
愛
「・・・!?///」
《●●は笑った。愛が見たその顔はそれまで見たことのない顔に思えた》
愛
(落ち着くのよ・・・こんなの吊り橋効果みたいなものだわ・・・きっと///)ドキドキ
屋敷までの途中