ゆうぎり
「うぅん・・・」ぎゅっ
●●
「ゆうぎり・・・いつの間に俺の部屋へ」
《どうりで夢見るわけだ》
●●
「ゆうぎりも七夕だから思い出したのだろうか」
《・・・・・・さあな》
ゆうぎり
「うん・・・おや?●●はん・・・起きていんしたか」むく
●●
「おはよう・・・珍しく寝ぼけていたのか?」
ゆうぎり
「ふふっ♪布団を間違えてしまいんした」
●●
「そもそも部屋が違うのだがな・・・まあいい」
愛
「良くないわよ!///」バーン
ゆうぎり
「おや、おはようさん♪」
●●
「起きるの早いな」
愛
「なに普通に会話してるのよ!///ふ、二人して・・・な、ナニを・・・?///」わなわな
ゆうぎり
「さて・・・なんでありんしょう?」ぎゅっ
愛
「離れなさーい!///」
《こうして七夕の日は過ぎて、いつもの日常が始まった》
●●
「ゆうぎりが18までの頃しか見られなかったが・・・たしか1年経って死んだんだよな」
《そうなるな。気になるか?》
●●
「別に」
《少しは気にする素振りしてくれないと悲しいぜ》
●●
「ゆうぎりが話してくれるのなら聞くだけだ」
《かー!少しは性格が丸くなったと思ったが、そういうドライなところは変わらないな》
●●
「簡単に答えを得られるものに興味が沸かないだけだ」
《嫌味な野郎だ》
●●
「女の過去を詮索するのは“野暮”ってやつなんだろう?旦那」
《旦那はよせ》
●●
「それに・・・いずれ知る機会が来る。そんな気はする」
《予想は当たる事となる。●●は後にゆうぎりの死の真相を知る》
《思い出したくもない・・・あの結末を》
七夕メモリアルSAGA、おしまい
あとがき