幸太郎(中学生)
「どうしたんだ・・・その犬は」
×××
「作ったんだよ。ちょっと実験でね」
幸太郎
「作った・・・だと?」
×××
「うん、いま覚醒したばかりだよ。今日が誕生日になるのかな」
幸太郎
「そうか。しかし犬を作るとは・・・ペットが欲しかったのか?」
×××
「別に欲しかったわけじゃないよ。でもペットとしても活用できるね」
幸太郎
「実験と言っていたが・・・何をするつもりなんだ?」
×××
「しばらくは経過観察かな。何をするかはこれから次第になるね」
幸太郎
「そうか・・・名前はどうするんだ?」
×××
「考えてなかったな。なにか良い名前ある?付けてあげてよ」
幸太郎
「俺が付けていいのか?だったら・・・」
「ロメロ・・・こいつの名前はロメロだ」
生まれたばかりのロメロ
「あう・・・?」きょとん
×××
「聞いたかい?君の名前はロメロだ」
ロメロ
「わう」
幸太郎
「はは、それが自分の名前だと認識するにはまだ時間が掛かるだろう」
×××
「どうかな、僕の思う通りならもう認識してるだろうけど」
幸太郎
「だとしたら、とんでも賢い犬じゃないか・・・生まれながらに高い知能を持つ・・・か」ちらっ
×××
「天っ才!の僕が作ったんだよ?賢いに決まっているさ、助手としても活用できるし」
幸太郎
「ペットというのは普通遊び相手になってもらったりするものなんだが・・・」
×××
「なら問題はないよ。僕にとっては実験や研究は遊びだし」
幸太郎
「やれやれ・・・生き物は大切に扱うんだぞ?」
×××
「もちろんさ♪」
そして現在