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「リリィ、今日はリリィの命日だったな」

リリィ
「え？うん・・・そうだけど」

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「話したいことがある。本当はもっと早くに言うべき事だったのだが」

リリィ
「どんな話？」

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「リリィにとっては辛い話になる。聞いてくれるか？」

リリィ
「・・・・・・聞かせて。今でさえゾンビなんて状態だし、辛かったり苦しい話は今更だもん」

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「去年サガロックのあとにあったチェキ会、剛雄さんが来たのは覚えているよな」

リリィ
「もちろんだよ☆パピーとの再会だもん・・・忘れるはずがないよ」

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「リリィ、サガロックの前にドライブイン鳥のCMも放送されていたというのに」
「なぜ、あのタイミングで剛雄さんが姿を表したと思う？」

リリィ
「わかんない・・・なんで？」

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「剛雄さんはリリィが死んでから、それまでテレビを視聴する事が出来なかったからだ」

リリィ
「パピーが・・・」

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「リリィが死んだ当時であっても、テレビは無慈悲に父親である剛雄さんに子供の姿を映していた」

リリィ
「当然だよね・・・リリィ売れっ子だったもん・・・」

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「剛雄さんがリリィに気づいたのはサガジンを読んだからだ」

リリィ
「サガロックの記事が載ってたやつだよね・・・それで」

実は・・・