《●●とさくらは外へと出かけていた》
さくら
「●●くん今年もチョコ作るとやろ?私も一緒に買い物するけん♪」
●●
「たしかにチョコは作るが、買い物なら済ませてあるぞ」
さくら
「えぇ?やったら・・・どこへ行くと?」
●●
「みゃー姉の家だ」
さくら
「みやこちゃん・・・●●くん、よく遊びに行くと?」
●●
「同盟の集まりでよく行くな」
さくら
「そっか・・・まぁそうだとね」
●●
「今日も同盟の皆が集まる」
さくら
「そやの?節分んときもやったけど・・・私も行って良かったと?」
●●
「構わん。みんな歓迎してくれるさ」
さくら
「ばってん同盟ん皆となんしよると?」
●●
「チョコを作る」
さくら
「もしかして去年も?」
●●
「毎年だ」
さくら
「どうりで屋敷でチョコば作った形跡がなかったとね」
●●
「言っておくが、自分が贈るチョコは俺だけで作ったものだからな」
さくら
「そいは・・・わかっとるもん♪」
●●
「ふっ、そうか」にっ

通りすがりの外国人
「Excuse me. May I ask a little?」
さくら
「ほえ!?が、外国ん人!どどどど、どやんす~!」
●●
「Are you in trouble?」
さくら
「へ?」
外国人
「Yes, I lost my way. I'm looking for my friend.」
●●
「Would you tell me the name of the one? If it's good, I help look for it.」
外国人
「Really? I'm thankful for that.Friend's name is Gentaro Kisaragi.」
●●
「I know the one. My teacher.」
外国人
「Amazing!Miracle has happened. I'm lucky♪」
さくら
(うぅ・・・早すぎて聴き取れんやけど、話は上手くいってそうやね)
《しばらくして外国人はお礼を言って去っていった》
さくら
「大丈夫やったと?」
●●
「あぁ、道に迷ってたらしい。スマホも電池切れで友人と連絡がとれなかったと言っていた」
さくら
「そうやったと・・・場所ば教えてあげたとね」
●●
「俺のスマホを貸した」
さくら
「うえぇ!?そげんこつして良かと!?」
●●
「心配ない、友人の名前を聞いたら学校の先生だったからな。それに」
さくら
「それに?」
●●
「あの人の素性は知っている」
さくら
「え!もしかして有名人?誰やったとかなぁ・・・あがん体格の良か外国人やったら分かるとに・・・」
●●
「いや、知る人ぞ知る人だな。この前まで幕下力士だったし」
さくら
「お相撲さん!?」
●●
「スマホは明日にでも先生から返ってくる。連絡なら予備でデバイザーあるし」
さくら
「準備が良かね・・・」
●●
「さて、みゃー姉の家までもうすぐだ」
星野家へ