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「じゃあ行ってきます。みんなライブ頑張ってきてね」
サキ
「おう!心配せんでも帰ったら録画したライブ見せちゃるけん♪」
さくら
「うん・・・やから安心して学校に行ってね●●くん」
《●●は何も心配した様子もなく躊躇なく屋敷を出た》
愛
「あっさり行っちゃって・・・あれだけ信頼されたら下手なライブできないわね」
純子
「わざわざ早起きして私たち全員のメイクもしてくださいましたからね♪」
たえ
「がう!」
ゆうぎり
「まだ寝ぼけてる人はおりんすか?」すっ
さくら
「みんな起きとるよ!ビンタはやめて!?」
幸太郎
「なに漫才しとるんじゃボケゾンビィどもー!さっさと車に乗らんかーい!」
《一行は本日の会場へと赴いた》
さくら
「うぅ・・・やっぱり緊張するばい・・・こんなとき●●くんがおったら・・・」ぶつぶつ
サキ
「おいさくら、大丈夫か?やっぱ姐さんに気合ば入れてもらうか?」
さくら
「だ、大丈夫!」あせあせ
ブオンブオン
サキ
「お?バイクの音がすっな」
さくら
「音が近いっちゃね・・・こっちに来とる?」
愛
「誰かしら?この時間はまだスタッフしか集まらないはずだし」
リリィ
「もしかして●●が来てくれたのかな?」
愛
「まさか・・・さっき学校に行ったじゃない。バイクだって屋敷に置いてあるはずよ」
ブルンブルン・・・キー
《やがて、すぐ近くで静かにバイクの音が止まった。みんながバイクに乗っていた者に注目した》
バイクに乗っていたのは・・・