《●●は高熱で死の淵をさまよっていた》
さくら
「●●くん・・・」ぐす
《その日、佐賀全域は大嵐。電気や水道、ガスといった生活基準の要はあらゆる要因で死んでいた》
愛
「携帯の電波・・・まだ繋がらない」くっ
リリィ
「せめて屋敷に電話線でもあれば・・・」
《救急車を呼ぶこともできない状況。もっとも繋がったところで屋敷まで来られるのか疑問でもあった》
サキ
「氷と冷却シートはもうねぇのか!」
ゆうぎり
「さっきのでもう使い切ってしまいんした・・・」
純子
「水も●●さんに飲ませるのに必要ですから・・・無駄にはできません」
たえ
「がうう・・・」おろおろ
数時間前