アル
「ウィズってこの時代に来たばかりなわけ?」
ウィズ
「いえ、実はもう10年以上もいます」
つかさ
「マジか」
ウィズ
「博士に用意してもらったタイムマシンが未完成だったもので」
●●
「下手すりゃ異次元空間に閉じ込められる事になったのではないか?」
ウィズ
「その危険性を第一に考え必ずどこかしらの時代へは飛べるようになってます」
つかさ
「んなもんよく使う気になれたな」
ウィズ
「幸い私はゾンビィですし100年前でも平気で待てます。精神的には辛いですが」
アル
「にしても10年以上もよく我慢できたわね。小さい私達に接触するのも我慢してたわけ?」
ウィズ
「いえ着地点は東京でしたので、その心配はありませんでした」
●●
「それでどう過ごしていた?」
ウィズ
「人類基盤史研究所、通称BOARDでお世話になっていまして」
アル
「なにそれ」
つかさ
「仮面ライダー剣のいたところじゃないか。たしかアンデッドの研究をしてたな」
●●
「ゾンビィなのにアンデッド研究とはな」
ウィズ
「けど速攻で壊滅して封印の解かれたアンデッドの回収に1年もかかりました」
アル
「よく分からないけど大変だったのね」
●●
「そのときの仮面ライダーたちはどうなった?」
ウィズ
「一人だけ犠牲者が出ました。アンデッド化してしまいまして」
アル
「えぇ・・・その人も封印されちゃったわけ?」
ウィズ
「いえ世界のどこかで彷徨ってます」
アル
「大丈夫なの?」
つかさ
「あいつなら問題ない」
ウィズ
「お知り合いで?」
つかさ
「まあな」
アル
「他の人は?」
ウィズ
「この高校の校長先生になってます」
アル
「そうだったの!?」
ウィズ
「おかげで教員として仕事につけました♪」
つかさ
「コネかよ」
おわり
ゼットの未来SAGAウィズの長い旅