万梨阿
「あたしらが小1んときでした」
美沙
「そん頃は親に連れられてよう教会に通っとったとです」
万梨阿
「子供にマリアとかミサって名前にするくらいやし」
サキ
「ん?お、おう・・・」
《サキは意味を理解できなかったが気にせず話を聞いた》
美沙
「そんときの●●はあたしらを知らんかったけど、あたしらはよお目にしとった子でした」
万梨阿
「がばいおとなしい子やったけど、そん頃は髪が真っ白で目立っとったですよ」
サキ
「あいつ髪白かったんか!?そいつは初耳ばい・・・」
美沙
「今は黒うしとーけど・・・なんでも記憶ば失くなったときのショックやそうです」
サキ
「そーか・・・」
万梨阿
「んで●●が小学校に入学した頃から親ば通して互いに付き合うようになったとです」
美沙
「そん頃は無愛想で可愛げがなかガキだったとですよ」
万梨阿
「そんくせ勉強も運動もこなしてたからなあ」
サキ
「はっ♪そーいうとこは今も一緒やな」
美沙
「そんなんで5年くらい経って・・・」
サキ
「・・・・・・火事ん話か」
万梨阿
「はい・・・」
話は続く