純子
「●●さんの淹れるコーヒーは・・・その・・・」
さくら
「・・・うん」
ゆうぎり
「不味いでありんす」
さくら
「そんなきっぱり!?・・・ってあれ?ゆうぎりさんコーヒー知ってると?」
ゆうぎり
「わっちらの頃にはもうありんした。高級品でありんしたが」
純子
「日本でも古くからあるのですね」
ゆうぎり
「丸山(長崎県)の遊郭で和蘭陀(オランダ)の人から遊女に贈られたいう話もありんす」
さくら
「へー・・・じゃあ、ゆうぎりさんも貰ったりしたと?」
ゆうぎり
「あい♪眠気を覚ますのに便利でありんした。古くは五代目将軍の頃に伝来されていたいう話でありんす」
純子
「思っていたより日本でも歴史があるのですね、コーヒー」
コーヒー