【翌朝】
横綱
「ゆうべはお楽しみでしたね」
力士
「横綱ぁ!」
ゆうぎり
「ふふ♪」
横綱
「昨晩は失礼を働いたね。改めて謝罪しよう」
ゆうぎり
「分かればよろしおす♪」
横綱
「ははは・・・君の彼女さんには敵わないな。私と一緒で姉さん女房だろ?」
●●
「ええ、年上で頼りになりますよ」にこっ
《140歳くらい離れてるからな》
●●
「それにしても・・・」
《朝になっても外は雨と嵐で荒れていた》
ゆうぎり
「これは困りんしたなあ」
力士
「一晩経ってもこの天候・・・何度か九州に来たが、こんな事は初めてだ」
横綱
「ニュースを見たが佐賀県だけ悪天候続きだそうだね」
●●
「これはいよいよ・・・」
《あのジジイ、やっぱりパンドラボックス使いやがったな》
●●
(今ごろ制御できなくて慌てているだろうな)
《俺が行けば止められるが・・・果たして今日中に帰られるか》
横綱
「まったく、今日は千秋楽だというのに無粋な天気だ・・・我々の全勝を阻止するつもりなのかねえ?」すっ
力士
「横綱・・・まさか」
ゆうぎり
「おや?四股を踏むんでありんすか?」
横綱
「むん!」ずしん
すると空が