サキ
「しっかし、わざわざタクシーば呼んで外出たぁ奮発しとーな」
リリィ
「うーん・・・あれハイヤーだと思うよ」
愛
「ハイヤー!?」
サキ
「なんやそれ」
さくら
「えっと・・・タクシーよか高かやつやね」
純子
「●●さんの自腹ですよね?私のときもでしたが・・・随分と太っ腹です」
リリィ
「発明や新薬の特許いっぱいあってお金には困ってないって言ってた。リリィのときも高いお酒たくさん買ってたし」
幸太郎
「帰る前に温泉地で貸切風呂に入る予定だと言っておったのう」
愛
「はぁ!?まさか旅館に泊まって朝帰りなんて事はないでしょうね・・・」わなわな
サキ
「いい加減落ち着けって愛、姐さんやったらいつでも●●を落としにきとるやろ?今日に限った事やなか」
愛
「そうだけど・・・」
リリィ
「ん~・・・でも勝負をかけるなら今日は絶好のチャンスでもあるよね」ぼそ
愛
「!?」
さくら
「リリィちゃあん!」
リリィ
「あ・・・ごめん」
純子
「愛さん、よしんば二人の間に何かあったとしても私たちには判断がつきません」
「二人きりにした時点でもう勝負はついてますから・・・気楽に待ちましょう♪」
愛
「」ガーン
さくら
「純子ちゃん!?とどめば刺さんで!」
たえ
「がうがう♪」
サキ
「ほれ、たえば見てみぃ。余裕やぞ」
さくら
「お土産ば期待しとるだけやなか?」
リリィ
「たえちゃんは●●とゆぎりんがくっついても平気なの?」
純子
「く、くっつ・・・///」ボッ
サキ
「おい」
たえ
「う~?・・・・・・がう」しれっ
さくら
「特になんも思ってなか?」
愛
「なんとなくだけど、たえは恋愛感情で●●に擦り寄ってる感じでもなさそうなのよね」
幸太郎
「!?」ギクッ
サキ
「お、落ち着いてきたか」
愛
「けど、本当にナニかあっても判断できないものなのかしら?」
サキ
「あん二人、顔に出んからな」
リリィ
「リリィでも完璧に読めないくらいだもん」
たえ
「がうがう」のっしのっし
さくら
「ガニ股になってどやんしたの?たえちゃん?」
純子
「はっ・・・!聞いたことがあります」
サキ
「知っておるんか雷d純子!」
純子
「初夜を迎えた女性は・・・翌朝ガニ股になって歩くことが通例であると」
サキ
「おう、そん話ならあたしも聞いた事あんな」
リリィ・さくら・愛
「「「???」」」
サキ
「んでもよ、それは姐さんが未経験やったらの話やろ?」
さくら・愛
「「!!?///」」
リリィ
「え?どういうこと?」
さくら
「リリィちゃんは知らんでも良か・・・///」
愛
「あいつ花魁だったわよね・・・だったら結局は判断できないって事じゃない」
純子
「ナニもないことを祈るしかありませんね・・・」
リリィ
「二人とも日帰り予定なの忘れてるのかな・・・みんな」
たえ
「がう」うんうん
幸太郎
(まぁあいつはマスターの事情も知っとるようだし、ゆうぎりに手を出すこともなかろう)
《しかし皆の心配は杞憂ではなかった》
夕方になって