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「ここが『武雄温泉』だ」
ゆうぎり
「まあ♪立派な門構え・・・それにこの町並み・・・」
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「気に入ってくれたか?」
ゆうぎり
「あい♪温泉も楽しみでありんす♪」
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「ここは江戸時代から歴史のある貸切風呂だ。とは言ってもそのまま残ってるわけではないが」
ゆうぎり
「●●はんの気遣いだけでも嬉しいもんでありんすよ♪」
《ゆうぎりと一緒に貸切風呂の温泉を堪能した》
ゆうぎり
「良い湯でありんした♪」ふぅ
●●
「しかし風呂から上がって速攻メイクでは余韻も無くはないか?」
ゆうぎり
「●●はんが三助になってくれました♪充分でありんすよ♡」
??
「やっと風呂が空いたか、前の人たち2時間も浸かってるなんて贅沢すぎやしないかい」
??
「落ち着いてよkゲフンゲフン!今日は土曜祝日ですから22:00まで入れます」
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「む、雨が降ってきたようだな。風も荒れてるようだ」
ゆうぎり
「おや・・・無事に帰れるでありんしょうか?」
●●
「ここから唐津までは距離がある・・・間に合えばいいが」
《しかし悪天候により交通はストップ。二人は屋敷へ帰る手段を失った》
ゆうぎり
「災難でありんしたなあ・・・わっちの化粧、落ちておりんせんか?」
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「問題ない顔は少し濡れてるだけだ。宿が確保できたのは不幸中の幸いだ」
ゆうぎり
「今日はこの宿で泊まりになりんすなあ・・・ふふっ♪」
??
「なんて日だ!風呂から出て大雨とは!」
??
「落ち着いて、この宿にも風呂はありますから」
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「はい、今日は帰れなくなったので泊まりになります」通話
幸太郎
『無事ならそれでいい。帰りも気をつけるんだぞ?』プツッ
●●
「師匠の店に行く予定もあったが・・・致し方ない。キャンセルの連絡しないとな」ピッ
ゆうぎり
「●●はんのお師匠さま・・・わっちも一目お会いしたかったでありんすなあ」
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「・・・・・・次の機会があるさ」
《・・・・・・なあ》
●●
(どうした?)
《あいつ、ゆうぎりに会いたくなくて天候を悪くしたんじゃねぇか?》
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(ありうるな)
《まったく・・・箱を私用で使うとは》
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(お前が言うな。それに自然の天候かもしれないだろう)
《ふん・・・どうだか》
物思いに耽るゆうぎり