名前:巽幸太郎と伝説のフランシュシュ

蘇った回数58.SAGA

ナイスよかったい

ゆうぎり
「もしかして、今日がわっちの命日と知って断ったんでありんすか?」

●●
「それもある」

ゆうぎり
「ふふっ♪あん子らには悪いですが、これも約得でありんすなあ♪」ぎゅっ

●●
「外ではあまりくっつくな。人に見られたら面倒だ」

ゆうぎり
「いけずやなあ。屋敷やと愛はんに邪魔されんしょう?」

●●
「それは自分でなんとかするんだな」

ゆうぎり
「しかし、わっちの命日・・・“憶えて”おいてくれたんですなあ」

●●
「・・・・・・あぁ。“知って”いたさ」

ゆうぎり
「わっちがどうして死んだのかも・・・でありんすか?」

●●
「マネージャーだからな」

【遡ること明治15年】

ゆうぎり
「次が最後・・・でありんすか?」

女衒
「《あぁ、次の地で旅はおしましいだ》」

ゆうぎり
「ふふ♪なんやあっという間にも感じますなあ・・・」

女衒
「《そこでの仕事が終わったら、ゆうぎり。俺の嫁になってほしい》」

ゆうぎり
「ほんざんすかえ?」

女衒
「《俺がお前に嘘を吐くか?》」

ゆうぎり
「そうでありんしたか?ふふ・・・でも嬉しおす♪」ぎゅっ

女衒
「《だが、その前に俺の方で一仕事ある。それまで待っていてくれるか?》」

ゆうぎり
「それって・・・探していた方に当たりがついたいう事でありんすか?」

女衒
「《おっと、バレてたか?お前には隠し事はできんな♪》」

ゆうぎり
「妬いてしまいますなあ・・・女ですか?男ですか?それとも愛人?」

女衒
「《男だよ。あとそっちの趣味はない》」

ゆうぎり
「あい、知っておりんす♪」

《俺が探していた奴》

そいつは・・・
ゆうぎりのデッドデイSAGAその二