さくら
「・・・・・・」
《かつて、さくらの通っていた高校とは違うが・・・さくらも知っている学校だった》
さくら
「県内でも屈指の・・・名門校・・・あはは・・・やっぱり●●くん・・・凄いっちゃね」
《さくらが受験で失敗し入学が叶わなかった高校である》
●●
「・・・・・・知っていたよ。さくらが試験で落ちたことは」
さくら
「そう・・・●●くん学校ん話せんやったの・・・気ば遣うてくれとったんやね」
●●
「・・・どうする?入るか?」
さくら
「・・・・・・」
《さくらは顔をうつむき黙った》
●●
「・・・・・・“無理”なら、このまま去るだけだ」
さくら
「あはは・・・今の●●くん幸太郎さんみたい・・・」
《●●はあえて優しさを出さなかった》
さくら
「こん学校はね・・・私が生きてた頃に・・・最後に挑戦をして果たせんかった事ばい」
さくらの決断