サキ
「それにしてもよ、あのマッポとは結構な付き合いなんか?」
愛
「そこそこいい年してる感じだけど・・・何歳なの?」
●●
「たしか今日で37歳になるな」
サキ
「てことはあたしよか年下ん世代になるっちゃな」
さくら
「意外と面識もありそうやね」
サキ
「うーん・・・分からん!あがん軟弱な男いちいち覚えんわ」
愛
「でしょうね。それに面識あったとしても20年くらい経てば印象も変わりそうだもの」
純子
「あの人はその・・・昔からあのような感じなのでしょうか?」
●●
「俺が教会で世話になり始めた頃からすでに警察官だったな・・・小学校に入ってからは顔もよく会わせるようになった」
【2009年の春頃】
警官
「おー●●くん今日もお手伝いか?偉いねー♪」
●●
「こんにちは」ぺこり
警官
「人助けができる君ならお兄さんと同じ警察官になれるかもなー♪」
●●
「はい、科捜研なら自分に向いてると思います」
警官
「む、難しいこと知ってるんだね・・・はは」
愛
「このときからもう科学の子だったわけ」
●●
「科学知識は記憶喪失になっても残ってたからな・・・よく機械修理もしてた」
純子
「しょ、小学生の歳でですか・・・」
●●
「自転車のチェーンもよく直したりしたよ」
サキ
「それくらい自分で直せや!」
●●
「義父が死んで再び孤児になってからも変わらず付き合いは続いた」
【2013年の夏頃】
警官
「●●くーん大変だったねー教会燃えたんだって?神父さんも死んじゃったとか」
愛
「デリカシー!」
●●
「はい。今は別の住まいにいます」しれっ
純子
「●●さんも・・・なんというか強かですね」
警官
「えっと・・・もしかして」ちらっ
マスター
「・・・・・・」じろっ
警官
「ひぃい!?」びくん
マスター
「先に帰ってる・・・」すたすた
警官
「えっと・・・もしかして、あのデカい爺さんが?」
●●
「新しい保護者になります」
警官
「そ、そっか・・・なんか怖そうだけど・・・大丈夫かい?」
●●
「大丈夫です」
警官
「怪我も凄かったって聞いたけど・・・それも大丈夫そうかな」
●●
「この通り問題ありません」すっ
愛
「このときにはもう自分でメイクしてたのね」
●●
「メイク覚えるまでは包帯で誤魔化してたな」
愛
「ふーん・・・(ちょっと見てみたいかも///)」うずうず
さくら
「まぁでも悪い人やなさそうで少しは安心したったい」
愛
「銃は撃つけどね・・・」
●●
「パニックを起こしやすい人だったからな」
純子
「よく警察官を続けていられましたね・・・」
●●
「俺とは別の意味で悪運に強いところもあったからだろうな・・・だが」
サキ
「?なんかあったんか?」
●●
「いや、なんでもない」
思い出される光景