『え…?』
バシッ!
『うっ…!』
レ「…従者のくせに主の心境を勝手に決めるな…」
『その声は…お嬢様!?』
レ「私はいつお前が役立たずと言った?いつ要らないと言った?」
『そ、それは…でも、もうこんな私なんて…』
レ「そういうのが勝手なのよ…」
顔を小さな手が包み込む感触が。これはお嬢様の手だ
『お嬢様…?』
レ「メイドであるとか、家事が出来る出来ないとかじゃないの。貴女は大事な家族なのよっ…だから、いなくなるなんて言わないでちょうだい…」
お嬢様は嗚咽混じりに話す。
レ「私だけじゃない、皆貴女にはずっといて欲しいの…」
・
お嬢様…