正門にて美鈴と少し話していると…
男「こんにちは~、可愛らしいお嬢さん方~♪」
『…誰?ここをうろつくと危ないよ?』
見るからに怪しい男が声を掛けてくる。たった一人で紅魔館を訪れるなど知り合いでなければ不審人物か余程の馬鹿かのどちらかとしか考えられないが、今は注意を促して優しく対応しておく。
男「やだな~、そう邪険にしないでよ~♪可愛い顔が台無しだよ~?」
『私と会話する気はある?』
間延びした口調に苛立ちを覚え、つい殺気立ってしまう。
美「…○○さん、いきなりその態度はよくないですよ。”まだ”何もしていないんですから」
『…解った』
男「いや~、そっちのお姉さんは優しいな~♪…堕としたら、さぞ可愛いんだろうな~」
『…美鈴、上!』
美「!!」
いつの間にか頭上から怪物が迫っていた。美鈴にも知らせ、二人で回避する。
男「残念だな~、もう少しだったのに」
降ってきた怪物は触手の塊だった。よく見ると何やら煙を吹き出している。
『この気色悪いのは何?明らかにあんたの指示で動いてる生物だよね?』
男「その通り♪そいつと俺とで、君達と…そして後ろのお屋敷の皆も気持ちよくしてあげるよ♪そして、俺が新しいご主人様になるんだよ~♪」
『…解った、殺っちゃっていいんだね』
美「くっ…これは…!?」
『美鈴!?どうしたの!?』
直撃を受けた訳でもないのに美鈴がうずくまっている。恐らく怪物の出す煙を吸ったのが原因のようだ。
美「○○さん…どうやらその化け物の出す煙は、催淫効果があるようです…!」
『…成程、性欲にまみれた下衆の使いそうな手段だね』
男「おや~?優しいお姉さんはもう陥落寸前かな~♪」
『うるさい!』バキッ
男「ギャッ!?」
一旦男を殴り飛ばして黙らせ、触手の怪物に向き直る。
『近づかない方がいいか…グラビティ!』
接近戦を避け、遠距離から重力魔法で一気に押し潰す。
『念の為、畳み掛けておこうか』
更に跡地に向かってサンダガを数発撃ち込んでダメ押し。
男「いたた…あ!よくも!…まぁいいか…誰か適当な奴に卵を植え付ければ…」
殴り飛ばした男が起き上がってきた。さて、どうやって処理しようか?

怒りに任せてひたすら殴る
望み通り”ご奉仕”してあげる
ブチギレる乗っ取り