ーーまだ二人が小さかった頃の冬の日ーー
レ「…そうだわ。そろそろクリスマスが近いわね」
それはこの一言から始まった。
咲「クリスマス…?って、なんですか?」
『…クリスマス……えっとね、この日は…』
ーー少女説明中ーー
咲「えぇぇぇ!?私達にとって悪い日じゃない!」
レ「あ、いや…そりゃ起源はそういう日だったんだろうけども…」
『…そうか。お嬢様はこの日に浮かれる神の下僕共を狩りに行かれるのですね!』
レ「ちょ、そんな過激な事は…」
咲「それなら私も行きます!」
『咲夜はまだナイフ投げだって練習中でしょ?』
咲「で、でも…でも…」
レ「いや、だからね…?」
・
『…なんてことがあったよね』