ある日の事、にとりと早苗が巨大な椅子を持って来た。二人の話によると”おーばーてくのろじー”な”はいてくましーん”なのだという。
レ「これは…何をする機械なのかしら?拷問用の椅子みたいだけれど」
に「いやいや、そんな物騒な代物じゃないよ。これはね…」
早「待ってください、私が説明します!これはですね、ゲームはゲームでも実際に体感が出来るゲームなのですよ!私が前に外界でやった事のあるゲーム内で出てきたんです」
『ゲーム内で登場したゲーム…』
フ「ゲーム!?」目キラキラ
咲「体感…ねぇ」
早「はい、プレイヤー…使用者の脳内でゲームを行うんです!しかも、ゲーム内での経験が実際の経験としてフィードバックされるという優れ物!」
レ「えぇと…つまり?」
に「要するにゲーム内の敵に勝って強くなれば、使った本人もまた強くなるって事だよ」
フ「さっきから脳内でどうのこうの言ってるけど…どうやるの?」
に「ここから出る特殊な波が脳に作用して戦闘を行うんだ」
咲「それ、かなり危ないんじゃないの?」
に「あぁそれなら心配ない。早苗が舞い上がっていきなり使ったけど問題もなかったし」
早「楽しかったですよ~♪」
に「ただこのマシン、実際に自分の身体を使った戦いを経験した者にしかまともな戦いが始まらないんだよね。まぁ、この面々でならその辺は一切問題ないと思うけど」
早「因みに実際に戦うのとは大分勝手が違ってきますよ。○○さんやフランさんなら解ると思いますが相手のHPをゼロにすれば勝ちです、逆に自分のHPがゼロになるかタイムアップになれば負けです」
フ「格闘ゲームみたいだね」
早「対戦相手っていうのも、戦った事のある相手がそのまま出てくるんですよ。私が使った時は文さんが出てきました」
に「ただ、プレイ内容がこっちのモニターに映るようにして見てたところ、実際の文さんとは違う動きをしてたんだよね」
咲「違うっていうのは?」
に「文さんって言ったらスピードタイプでしょ?んで、ゲームに登場したデータはあまりの速さに見えなくなるほどだったんだ」
レ「成程…実物よりも強化されている…といったところかしら」
に「いや、それとはちょっと違うね。さっき早苗が言ったHPっていうのはいわゆる生命力なんだけど、それが見えるようになってる上にゼロになるまで攻撃すれば倒した事になるから打たれ強さの面で言えば実際に本人と戦うよりも大分劣る事になる」
フ「じゃあ、能力面では強くなって打たれ強さでは弱くなるって事かな」
に「その通り」
早「でもでも、ゲーム内の文さんと戦って確かに強くなった実感もありますよ!」
に「あぁ確かに、早苗の基礎的な行動速度が上がったみたいなんだよ」
『…面白そうだね』
フ「うん♪」
レ「お、食い付いた」
に「ゲームとなれば元あった世界じゃ金取ってたんだろうけど、私はただでいいよ」
咲「あら、随分と気前がいいのね」
に「私は金よりも自分の弄った装置が結果を出す事の方が大事だから。それに、こんなにいいモニターならいいデータも取れるだろうし」
こうしてにとりが改修し”カッパーファイター7”略してKF7と名付けられたゲームを使わせて貰えるようになった。
カッパーファイター7出会い編