ーーside○○ーー
『さて、まだ時間もあるかな』
外でのちょっとした用事も直ぐに済み、館に戻ろうと思いのんびりと飛んでいると…
幽「こんにちは、戦いが得意な方のメイドさん」
背後から声をかけられる。振り返ると目の前に傘を持った女性がいた、確か花の異変の時に会った…
『あ、えっと…風見幽香だっけ?』
幽「えぇ、覚えててくれて嬉しいわ♪
…ところで、礼儀正しい方のメイドさんは一緒じゃないのね」
『うん、そうだけど…何か用事?』
幽「用があるのは貴女よ。ただ、1対1の方が都合がいいから」
『それってどういう事?』
幽「私ね、あれ以来貴女に興味が湧いちゃったのよ。どのぐらい強いのかって」
『強いも何も…あの時だってそっちが優勢だったでしょ?』
その時は突然幽香の方から何処かへ立ち去ったお陰でどうにか難は逃れたわけだけど…
幽「あら、解らないじゃない。もしかしたら、今度は貴女が勝てるかもしれないわよ?」
『いや、悪いけど急いでるんだよね』
別に急いでもないけど、面倒な相手に変わりはないからあまり関わりたくはなかった。
さっさと立ち去ろうとすると…
幽「まぁまぁ、そうつれないこと言わないで」
ビィィィン!!
『!!?』
突然、極太のレーザーを撃ってきた。魔理沙の使うマスタースパークのような…高威力の極太レーザーを
幽「ふふふ、今のは避けて貰わなきゃ面白くないわ♪」
『…問答無用ってわけ?』
幽「えぇ、逃がさないわよ」
『(とはいえ、まともにやって勝てるような相手じゃない…それでも、やれるだけやってみるしかない…!)』
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