この物語は、体にボール型のアザを持つわけでない30人の超人たちが地蔵の夢を受け継ぎ、高校球界最強の野球チームを目指して闘い続けた魂の記録である。

ハチナイ超人、一試合完全燃焼!




カッ!


(キャッチャー・・・包帯を巻いた上に手袋まで

そこまでスゴい球を投げるのかしら?)



神宮寺
準備いいですか?しくじりは許しませんよ

【牧野】
じゅうぶんこころえております

主審、試合を始めて!

【主審】
エッ、まだ投球練習が1球・・・

神宮寺

一球もあれば充分です

ふふっ、東雲球一・・・地獄の入り口を覗いてきなさい!!




ふん!絶好球じゃない! クッ

【あの監督】
いかん!その妖球に手を出しては!

バスン!

ストライーク!



どうしたのよ大将!気でも違ったのかしら?

せっかくのチャンスを


【あの監督】
そのチャンスはホンモノではない・・・

あのボールには恐ろしいギミックがあるに違いない!!









くっ・・・見逃しなんて屈辱だわ

???
はい、水だよ!


あ、ありがと・・・ごくっごく

水の割には甘いわね・・・。


???
あーそれ?

水だけだったら栄養にかけるかなーって思ったから智恵ちゃんの特製ジュースをルパパーンっと拝借してきたんだー!



というか・・・貴女は?

???
もーゴールドフェンスを探しに仙台まで来た辺りからずーっと後を付けてきたのにー気づかないなんてひっどいなぁ・・・

新球種習得の協力をしたり、ふくしゅう高校の居場所を教えたりもしたのにー



そ、そうだったわね・・・ってか省きすぎだから!

原作の大事なシーンでしょうが!


???
ほんとほんと!やるからにはそーゆーのにも触れないとっ!

じゅり
尺が無くなってきたから通例道理打ちに行くわ!

・・・ふ、振り切れないっ・・・バットが動かない!


ゴゴゴゴ・・・ゴシャッ!

あ…ありのまま今起こった事を話すわ!

スローボールを振り抜こうとしたらバットが止まって額に向かっていって直撃するやいなやバックネットに叩きつけられたわ。

な… 何を言っているのか わからねーと思うが 

おれも 何をされたのか わからなかった…頭がどうにかなっちゃった…

そして私はハチナイ超人じゃなくて…デレナイの…
 がくっ


死んだ…死んじまった…いきなりで死んだ…!

むりやりまとめるために…!黙って死んだ…!


ううぅ・・・くそぅ・・・

この場面に適したネタ・・・じゃなくて、力が欲しい・・・

超人の力がああああああああ!!!


ゴゴゴ・・・ゴゴゴ・・・

ドーーーーーーーーーーーン!!!

椎名球二(2代目)

名前:塁上のシンデレラ達

球速1578km/h

デレナイ、シンイレお疲れ様!!

話した言葉:神宮寺無七志