青葉「ども、恐縮です!今回は“キャス狐”こと玉藻の前さんにお話を伺ってみたいと思います。事前に調べた情報によると、玉藻の前さんは鳥羽上皇の奥様ですが、その正体は大妖怪《白面金毛九尾の狐》だというお話です!なんとも複雑な背景をお持ちのタマモさんですが、今回は《玉藻の前》としてのお顔にスポットを当ててみたいと思います!」

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青葉「確かたいていこの和室に…(ガラッ)あ、いらっしゃいました!」

狐「おや、そちら青葉さん。私に何かご用でしょうか?」

青葉「はい、今いろんなサーヴァントさんにインタビューさせていただいているのですが…」

狐「ああ、そういえばセイバーさんやらアチャ男さんが何やら話を聞かれた、みたいなことを言ってましたっけ。それで、次は私ですか?」

青葉「はい!」

狐「そうですか。で、何が聞きたいんです?」

青葉「玉藻の前さんと言えば、伝承によると『安倍姓の陰陽師』と一大バトルを繰り広げたといいますが、今回はその内容を詳しく伺ってみたいと思います。まず最初の質問ですが、この『安倍姓の陰陽師』とは、かの有名な安倍晴明のことですか?」

狐「ええ、そうです。あの陰陽師の事で間違いはございません」

青葉「どんな人だったんですか?」

狐「ええ、もう。思い出すだけで忌々しい男ですが…あの切れ長目の超絶美形!」

狐「性格最悪、外見最高の男で、魂はもう芯まで冥府色に染まっている男でした」

青葉「…」

狐「ええ、そうです。あの男によって…まあ、すべての原因は私にあるのですが」


Tamamonomae interview