青葉「本日は『ニーベルンゲンの歌』の英雄、ジークフリートさんのお話を聞いてみましょう。こんにちはジークフリートさん!」
ジーク「…アオバか。どうかしたのか」
青葉「いやあビックリしましたよ。まさか青葉の居るうちにサーヴァントの召喚があるとは思いませんでした。見逃したのが悔しいですねぇ」
ジーク「見せるわけにもいかないだろう」
青葉「まあ、それもそうですね。では気を取り直して質問します!
ジークフリートさんと言えば、その無敵の肉体。竜の血を浴びて全身斬られても突かれても傷一つ付かない防御力を手に入れた、というお話ですね。ただ一箇所、菩提樹の葉が付いていた為に血のかからなかった、背中を除いて。
で、質問なんですが、なんで背中が弱点なのに、そんな背中丸出しの鎧を着てらっしゃるんですか?」
ジーク「呪いのようなものだ。それに背中が弱点であったとしても隠す必要はないだろう」
青葉「それは何でですか?弱点があるのならば隠そうとすると思いますが…」
ジーク「背後を突かれる状況というのはいかなる大英雄であっても敗北必須の状況だ」
ジーク「背後を突かれないようにするというのは当然であり、その点では俺の弱点もそう取り立てて言うほどのものでもない」
青葉「なるほど…そういう考えもあるんですね」
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