青葉「では、次に行きますね。セミラミスさんの有名な伝承の一つとして『たった一人の男を欲しいがために戦争を起こした』というものがあります」

蝉「ああ、アルメニアの小僧との件だな」

青葉「はい。アルメニアの美麗王アラと戦争を起こした時のお話です」

蝉「何。あの小僧を手に入れたらさぞ面白かろうと思ったにすぎん」

青葉「結局アラは戦死してしまうんですよね」

蝉「その通りだ。まったくつまらん男よ、あっさり死におったからな」

青葉「あ、あはははは…」

青葉「では、これが最後の質問になると思うのですが。セミラミスさんの伝説は毒殺や戦争といった血に塗れたものだけではなく、様々な建物を建設したとも伝わっています」

青葉「それでですね、どのようなものを建設したのか教えていただければと」

蝉「ふむ。イシュタル門や城壁の建設などか。あとはバビロンを修復したぐらいだろう」

蝉「数が多すぎて思い出せんな。他に聞きたいことはあるか?」

青葉「いえ、これでお終いです。ご協力ありがとうございました!」





青葉「いやぁ、サーヴァントさんの殺気を叩きつけられるのは怖いですね…。とと、それはともかく」

青葉「セミラミスさんの、俗に『世界最古の毒殺事件』ともいわれる逸話ですが話を聞くとなんていうか、王を騙して殺し、玉座を奪った悪女というよりも自殺に追い込まれたかつての夫の敵討ちのようにも見えますね」

青葉「ちなみにアメリカ合衆国にある自由の女神像のモデルでもあるらしいですね!あとセミラミスさんを主題にした歌劇の数は数十に及ぶそうです!では、次回の『突撃!青葉の英霊インタビュー』をお楽しみに!」
Semiramis interview3