「ども!恐縮です、青葉ですぅ!本日のゲストは、アッシリアの女帝、セミラミスさんです!よろしくお願いします!」
蝉「ああ、始めるとしようか」
「セミラミスさんは実は伝説上の方で、サンムラマートさんという実在の王妃様がモデルなんですねえ。歴史の謎を探る本コーナーとしてはちょっとややこしいんですけども、まあ、今回はご自身の伝説に沿ってお答えいただければと思います」
蝉「当然だな」
「あはは、じゃあ早速最初の質問いって見ましょう!セミラミスさんといえば、やはり世界の七不思議の一つである『バビロンの空中庭園』が有名ですねぇ。これも史実と伝説とで少々違いがありまして、実在する空中庭園はネブカドネザル2世という王様が建てたものなんですけど、伝説ではセミラミスさんが作ったことになっています。そこで質問なんですが、当時の空中庭園ってどんな姿をしていて、どうやって作ったものなんでしょう?」
蝉「何を言っておる。そんなものは作っておらん」
青葉「作ってないんですか!?」
蝉「あれは我の伝説に後付されたものにすぎん。もっとも、所有していないわけではないがな」
青葉「? それはどういう…」
蝉「それはお主の知るべきところではない」
青葉「うぅ…青葉、気になります!何とかお教えしていただけないでしょうか?」
蝉「ふむ。お主は好奇心が強いようだ」
蝉「西洋の諺に『好奇心は猫をも殺す』というのがあるそうだが…。お主はどうかな?」
青葉「ひっ!す、すいません!」
→