(手応えは最高、大成功だ。上手く行ったはず)
(吹き荒れる風と閃光が収まった時、僕が見たものは――――――)











「サーヴァント・アーチャー。汝の召喚に応じ参上した」
「―――――問おう。汝が、私を呼び出したマスターか?」










(――――――――――翠緑の服をまとった、美しい少女だった。年のころはおそらく十代後半のように見える)
(夜の森の中に差す月明かりに映える翠緑の服。風にたなびく美しい髪。おそらくこの記憶は、たとえ地獄に落ちても忘れることはないだろう)

(これが、『彼女』との出会いだった――――――)


あとがき
Remembrance summons3