頼光「ええ。…察しが良いようで何よりです」
頼光「源氏の頭領となる際、一悶着ありましたが…」

青葉「一悶着とは?」

頼光「…私に眠る魔性の力…『丑御前』を分離させようとしたときに…少し」

青葉「具体的な話は…」

頼光「それは…ごめんなさい、私自身あまり覚えていないの」

青葉「そ、そうですか…ともかく、『丑御前』は頼光さんの力ということですか?」

頼光「もう少し詳しく言うと…別人格、あるいは私の別の側面といったところかしら」

青葉「なるほど、二重人格の様なものですか。理解できました!」

頼光「…尤も、『丑御前』の時の事は何も覚えていないのだけれど…」


青葉「では、次に参りましょう!頼光さんの刀としては天下五剣で有名な童子切安綱と、土蜘蛛討伐の膝丸が有名ですが、今お持ちなのはどっちですか?」

頼光「今は『童子切安綱』ね。膝丸は別の子が持ってたんじゃないかしら?」

青葉「ほうほう。で、どうしてこちらなんです?」

頼光「どうしてって…鬼を斬るには、こちらの方がいいでしょう?」

青葉「こっちもあっちも違いなんて分からないんですけれど…」

頼光「使った感じですよ。…こちらの方が、鬼を斬りやすいんです」


青葉「はぁ…青葉にはよくわからないです」


青葉「最後の質問に参りましょう!頼光四天王の中でも一番有名な金太郎こと坂田金時さん。足柄山で暴れているところを頼光さんが見出して仲間にしたと言われてますが、どんな出会いだったんでしょう?」

頼光「どんな…どんなですか。…うーん」
頼光「伝承は大筋合ってます。…まあ、会った時から本当に元気な子でした」
頼光「ええ、本当にやんちゃばかりして手を焼きましたね」

頼光「少し、貴女の問いから外れてしまいましたが…これでよろしいでしょうか?」

青葉「はい!…今日はありがとうございました!」

頼光「いえ…では、私は母としてあの子を見に行きますので…」




青葉「はい!今回は源氏の頭領・源頼光さんでした!パッと見るとお淑やかな女性ですが…隠された狂気は…本当に恐ろしいものでした」
青葉「さて!次回はかつて二つの大陸をまたぎ、永遠と謳われた世界帝国の滅亡の遠因となるフン族を率いた大王『アルテラ』さんです!次回をお楽しみに!」
Minamoto Raikou interview3