青葉「気を取り直してですね、次の質問に参りましょう!」

青葉「メディアさんの伝説に出てくる有名な金羊毛皮ですが、何でコルキスにあったんでしょう?」

魔「正直な話、そこら辺の昼ドラと大差ないわ。細かいことは省くけど、ボイオティア王アタマスはその奥さんとの間に王子プリクソスと王女ヘレーがいたのよ」

青葉「ふむふむ」

魔「だけどアタマスの二番目の奥さんが前妻の子である二人を嫌って、作物を実らないようにしたの。結果アタマスは訝しんでデルポイの信託を受けるために使者を出すとこの使者を買収、プリクソスをゼウスに生贄として捧げるよう言わせたわ」

魔「プリクソスは生贄として殺されそうになるけど、ヘルメスが遣わした空飛ぶ金色の羊に乗って妹と共に脱出した。ヘラーは途中で落ちてしまうけれどプリクソスはコルキスに無事到着、そこで感謝の意を表すためそこで羊を生贄に捧げ、金羊毛皮をコルキスの王アイエテスに贈り、それをアレースの社にある樫の木に打ち付けてそれを竜に守らせたの」

青葉「なるほど、そうやってコルキスに伝わり宝物となったのですね!」

青葉「では、次の質問に行きたいと思います。ぶっちゃけ一番得意な魔術ってなんですか?」

魔「得意ねぇ…。大体何でもできるから、特にどれが得意というものは無いわね」

魔「敢えて言うなら…魔術を使った奸計ね」

青葉「奸計?」

魔「ええ。あなた一人陥れるなんて造作もないことよ?」

青葉「あ、あははは…。先ほど大体何でもできるとおっしゃられていましたが、できないものは無いのですか?」

魔「無いわけじゃないわ。この時代の魔法は適性がないからできないもの」


Medea interview2