青葉「李氏八極拳は誰が継いだんですか?」

李「儂の孫の李志成が受け継いだ。まあ、あ奴なら何とかなろうよ」

青葉「ふむふむ…李書文さんは演武の様なものを嫌った、と聞いたのですが…どうなんですか?」

李「儂は実戦主義だからな、大振りなだけで実戦に役に立たんものを学ぶなどタダの時間の無駄だからやらんだけよ」

李「故に李氏八極拳は質実剛健で実践的などと言われるのだ」

青葉「得意技とかってあるんですか?」

李「儂が一番頼りにした、という意味ならば猛虎硬爬山だろうか」

青葉「猛虎って虎の事ですよね?何か関係があるんですか?」

李「この技は初撃の動作が虎が山をかきむしるように見えることからこの名がついたのだ」

青葉「なるほど…心がけていることとかってあります?」

李「心がけていること?…そうさな、儂は『一戦一殺』を心がけておる」

青葉「どういうことです?」

李「儂は一度の戦いでは一人しか殺さぬし、一人には必ず死んでもらう」

青葉「ふむふむ…では、李書文さんの最期についてお話を聞かせていただきたいのですが…」

李「儂の最期か。なんということはない、儂があまりにも多くの対手を殺めたために、それを恨んだものに毒を盛られただけだ」

青葉「後悔とか、なかったんですか……?」

李「そんなものは無い。儂は生前善く学び、善く戦い、善く殺めた」

李「故に後悔も恨みも持ってはおらん」

青葉「そうですか…貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!」

李「終わりか。ではな小娘」




青葉「いやぁ、拳法家ってすごいんですねぇ…私も習ったらもっと強くなれるんでしょうか…では、次回の『突撃!青葉の英霊インタビュー』をお楽しみに!」
Li Shuwen Interview3