青葉「ども! 恐縮です、青葉ですぅ! 今回は、『アサシン先生』こと李書文さんにお話を伺います! 李書文さんといいますと、漫画『拳児』でご存知の方も多いんじゃないでしょうか? 李氏八極拳の開祖で、『二の打ち要らず』『神槍』の異名もよく知られていますねえ。ここでは数少ない東洋人なので、青葉も少し親近感を感じちゃいます」
李「小娘。お主はさっきから誰に話しておる?」
青葉「それは言わない約束です。最初の質問、行ってもいいですか?」
李「構わんよ」
青葉「ども! それじゃ最初の質問です。李書文さんは丁度日清戦争や満州事変のあった時代を生きておられたわけですが、日本人と戦った経験はおありですか?」
李「いや、ない」
青葉「無いんですか?」
李「儂は戦争など行っておらん。満州事変が起きたときはもう年を取っていたからな」
李「ただ、軍事教練の教官としては各地の軍閥で教えたがな」
青葉「そうだったんですか…ちなみに、出身地は中国のどこなんですか?」
李「河北省の滄州市塩山県出身だ。日中戦争だと百団会戦があった辺りだろう」
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