青葉「さあって…」

清姫「だって、いつの間にか変わっていたんですもの。意識してなったんじゃないんですよ?」
清姫「ええ。何で逃げたのかわからなくて、何で嘘ついたのかわからなくて、追いかけて追いかけて追いかけて――――――気が付いたら変わっていたのです」

青葉「は、はぁ…つ、次!次行きましょう!」
青葉「安珍さんとともに焼けてしまった道成寺の釣鐘。400年ほど経ってから作り直されたんですが、このときにも一波乱あったらしくてですね…清姫さんはご存知ですか?」

清姫「ああ、あれですわね?わたくしが燃やした道成寺の鐘を再建したらわたくしが現れたという…ええ、当然知っています」

青葉「何でまた、あんなことを?」

清姫「だって、ねえ?わざわざ人の怒りを刺激するようなものを作ったりすれば、当然そうなるでしょう?」
清姫「それに、『道成寺の鐘』は私を呼び出す強力な媒介…というか、あれを作れば私が現れることぐらいあの当時の坊主は知っていましたよ?」

青葉「そうなんですか?」

清姫「ええ。ただ、時間がたっているから大丈夫だと考えていたようですが。時間が経過したというだけでわたくしがいなくなるはずもないでしょうに」
清姫「わたくしの想いは、時間がたった程度で消えるほど軽いものではありませんもの」


青葉「続いて司令官からの質問です!『ケッコンカッコカリは浮気に入りますか?』えー…これはつまりですね、我々艦娘には強くなるために結婚式じみた儀式をするという決まりがあるんですが……もう司令官!これじゃあ通じませんよ!言い換えます!『魔力供給は浮気に入りますか』!?」

清姫「魔力供給が浮気に当たる筈無いでしょう。魔力を供給しているだけなんですから。尤も、その過程で複数の女性に手を出していた、ということがあれば話は別ですが」
清姫「というか、『カッコカリ』ってなんですか?貴方たち海軍の提督とやらは、浮気をするのが当たり前なんですか?とんだ女の敵の集まりですわね」

青葉「あー…さっきも言いましたが、あくまで結婚式じみた儀式をするっていうだけなんです。ですが、やっぱりケッコンカッコカリした娘と提督は特別な関係にあるといっても、まあ間違いではないですね」

清姫「わたくしには理解ができませんわ……もしかして、重婚とかはありませんよね?」

青葉「あはははは……(メソラシ)」

清姫「…一度しっかりお話する必要がありそうですわね」


Kiyohime interview2