青葉「ども!恐縮です!青葉の英霊インタビューのコーナー、本日のお相手は……日本が誇るヤンデレ・オブ・ヤンデレ!愛しき人追い幾千里、その身を焦がす恋心は竜の息吹のごとく!ロースト安珍製造機、清姫さんです!」
清姫「御機嫌よう」
青葉「ありがとうございます!バーサーカーと聞いて心配でしたが、お話が通じるようで安心しました」
清姫「あら。うふふふ、それはそうですとも。だってお話が通じないようでは、折角の安珍様の声も届きませんもの」
青葉「…………なんかやっぱり駄目っぽい気もしますが、このまま行きます!!えー、『安珍・清姫伝説』といえばご存知の方も多いと思いますが、一応紹介です!」
青葉「ときは延長6年、清姫さんは紀州熊野の豪族の娘として暮らしておられたわけですが…そこへ、水も滴るハンサム坊主!安珍さんが宿を借りに訪れます。清姫さんあっという間に一目惚れアンドアタックアンドアタック!これには坊主といえどもついに根負け、『帰りにもう一度来ますから』と口約束をしてしまいます!」
清姫「そう、安珍様は確かにそうおっしゃいました……それなのにそれなのにそれなのに!!ああ、どうしてあのような嘘を……にくらしやにくらしやにくらしや憎憎憎憎憎……!!」
青葉「ストーッップ!?口から炎漏れてますよう!?……とまあ、大体こんな感じで逃げた安珍さんを地の果てまで追いかけた清姫さん。その姿はいつしか竜の姿に変化しておりました。恐ろしさのあまりに安珍さん、道成寺なるお寺の釣鐘の中に隠れてしまうわけですが!なんと清姫ドラゴン、鐘の上から哀れな安珍さんを蒸し焼きにしてしまうんですねえ!」
清姫「当然の報いですわ」
青葉「コワイ!えー、因みにその蒸し焼きにされた姿が絵巻物なんかにも残ってたりするんですが…ええ、見事に黒焦げです……とまあ、そんな感じの伝説なんですが、ここで最初の質問です!清姫さんは、どうしてドラゴンになることができたんでしょうか!?」
清姫「さあ、分かりませんわ」
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