青葉「ども、恐縮です!青葉です!第二回は数多くの騎士を統率し、ブリテンを統一した伝説的な君主『アーサー王』こと、アルトリア・ペンドラゴンさんにお話を伺ってみたいと思います!」
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青葉「どこにいらっしゃるんでしょう……あ、いらっしゃいました!」
青「どうしました、アオバ。私に何か用でしょうか?」
青葉「アルトリアさんにちょっと聞きたいことがあるのですが、よろしいですか?」
青「聞きたいこと?……ああ、取材ですか。そういえばランスロットが取材を受けたそうですね」
青葉「はい、やはり英雄の方々にお話を聞く機会など早々ないもので…」
青「話は分かりました、それで何を聞きたいのですか?」
青葉「アルトリアさんは女性ですが、きちんとお妃のギネヴィアさんを娶られたんですよね。夫婦生活はどんな感じだったんですか?やっぱりこう、百合っ百合な新婚生活だったんですかね!?」
青「いえ、私とギネヴィアの結婚生活はそううまくいったものではありませんでした」
青「元々私とギネヴィアの結婚には政治的な面が多分にありました。王国には国を治める王とそれを支える王妃が必要だったのです」
青葉「えっと、それだと誰でもよかった、と聞こえるのですが…」
青「はい。私や彼女の個人的な気持ちはともかく、国には頂点に立ち国を率いる王とそれを貞淑に支える王妃というパーツが必要だった。そして王妃という部品に選ばれたのがギネヴィアだったのです」
青「結婚生活は、まあとくに悪くもなかったと思うのですが…いわゆる百合百合な関係ではなかったかと」
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