ジ「!?そ、そんなことはありません!」
ジ「確かに私は農家の娘でしたし、男の人に交じって戦場で走り回っていたので多少ご飯の量は多いかもしれません。しかし、特筆して多いというわけでもないと思います!」
ジ「それに青葉さんも普段から結構食べているように見えますが?」
青葉「うっ!?いやー…その……つ、次に行きましょう!」
ジ「……」
青葉「視線が痛いですジャンヌさん!ではですね、おそらくこれが最後の質問になると思います」
青葉「……ジャンヌさんは『オルレアンの乙女』、『救国の聖女』として今日でも広く知られています」
青葉「戦場でも剣を抜かず旗を振り、最前線で兵を鼓舞し続けた聖なる乙女」
青葉「剣を持たなかったのは血を流させたくなかった、と今日の学者たちは考えています。―――それは事実なのですか?」
ジ「確かに、私が人を殺すのを嫌ったのも事実。ですが―――私はあの戦いに参加した。戦うと決めた」
ジ「その時点で私が殺したのも同然です。例え、自分で手を下していなかったとしても」
ジ「そも、皆は私の事を『聖女』と言いますが、私自身は一度もそう思ったことは無いのです」
青葉「なるほど…。―――ご協力有難うございました!これで終わりです!」
ジ「いえいえ、気にしなくてもいいですよ」
ジ「ここにいるのももう残り少ないですが、楽しんでいってくださいね?では」
青葉「なんというか、最初にも言いましたがちょっと想像した方と違う印象を受けましたね。思っていたより女性的だったというか、正直男の人っぽい女性だと思ってました」
青葉「ただ、内面は誰よりも強い女性のようです。彼女のその強さはどこからきているのでしょうか」
青葉「ではですね、次回の『突撃!青葉の英霊インタビュー』をお楽しみに!」
Joan of Arc interview3