青葉「ガウェインさんに一度聞いてみたかったことではあるんですが、ガウェインさんにとっての『忠義』ってなんですか?」
白「私にとっての『忠義』とは、“主のための一振りの剣であること”です」
青葉「えっと、それは…たとえ主が間違っていたとしても諌めないんですか?」
白「無論」
青葉「た、例えばですね、もしもガウェインさんの大切な友人が何らかの理由で死刑を宣告されたらやっぱり止めるんですよね…?」
白「否。主が望むのなら、私はいかなる醜行にも手を染めます。剣を預けるとはそういう事です。主に間違いはありません。間違えがあったとしたら、それは王ではなく、死刑を下された友と思います」
青葉「で、ですが…いえ、出過ぎたことを言ってすいません」
白「いえ、お気になさらず」
青葉「次の質問はですね…食べ物とか女性の好みとかをお聞きしたいのですが?」
白「私は年下であれば問題なく。もちろん精神的な話ではなく、肉体的な話ですが」
青葉「年上はお好きじゃないんですか?」
白「…………年上は…ちょっと…」
青葉「どうやら過去のトラウマ的なものに触れてしまったようです…じゃ、じゃあ食べ物の好みとかってありますか?」
白「好みですか…やはり食事は質より量ではないでしょうか?大量のポテトとビネガー、ブレッド。そしてエールさえあれば私は満足です」
白「あとは野菜ですね。ひたすらニンジンを食べればよろしい。彼の王など、不満一つなく平らげていました」
青葉「ふむふむ、野菜が大好きなんですね。肉は食べないんですか?」
白「食べないわけではないのですが、個人的にあまり好みではありませんね」
青葉「なるほど…」
青葉「では、最後の質問を。ガウェインさんは聖杯にどんな願いをかけたんですか?」
白「私の願いは、もしも。もしも次があるならば、挽回する機会が、第二の生があるのなら。今度こそは自らのすべてを主に捧げよう―――これが、私の願いであり誓いです」
青葉「ふむふむ…これで終わりです。取材に応じていただきありがとうございました!」
白「気にすることはありません。では、良い一日を」
青葉「いやぁ、鉄の忠誠心とでも言いましょうか…さすがは忠義の騎士と言われるだけのことはありますね!以外にも年下好きのようですが…では!次回の『突撃!青葉の英霊インタビュー』をお楽しみに!」
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