青葉「ども、恐縮です!青葉ですぅ!さて今回はですね、調べてみても正体が全く分からない、謎の英霊エミヤさんにお話を伺ってみたいと思います!」
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青葉「ども!恐縮です、青葉ですぅ!えと、真名『エミヤ』さんでいいんですよね?」
紅茶「…私は確かにそう名乗ったはずだが」
青葉「あ、いえ、勿論そうなんですけど…その、どれだけ記録をたどっても『エミヤ』という名前の英雄が見つからなくてですね。こう言っちゃ失礼ですが、かなりマイナーな英霊さんとお見受けします」
紅茶「ふむ、君はなかなか口が悪いと見える。君も女性ならもう少し上品な言葉を使ってみてはどうだね?」
青葉「まあまあ。というわけで、今回の質問はズバリ!エミヤさんはいつ、何処で、どんな偉業を成し遂げた英雄なのかっ!?ぜひお聞かせくださいっ!」
紅茶「いつ、と言われてもな。私はいわゆる未来の英霊だ、この時代に記録が残っているはずもない」
青葉「未来ですか…じゃあ、未来はどうなっているんですか?宇宙から宇宙人が攻めてきたりしたんですか?」
紅茶「まさか。今も昔も未来も変わらん、人間同士の殺し合いが続いているだけだ」
紅茶「次は私が何をしたのか、だったか。……『正義の味方』だろうか」
青葉「?すみません、ちょっとわかりにくいのですが…」
紅茶「何、テレビや本に出てくるヒーローと同じことだ。私にはそこまではできないがな」
青葉「むむむ、未来の歴史の事を聞こうと思いましたがエミヤさんの過去についてもお話を聞きたくなってしまいました!その、お話を伺ってもよろしいでしょうか?」
青葉「もちろん、話したくないことは話さなくても大丈夫ですが……」
紅茶「……いいだろう。ただしこれから話すことは一つの教訓、説話として聞いてほしい」
青葉「はい!」
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