青葉「ども!恐縮です、青葉インタビューのコーナーです!本日は、『血の伯爵夫人』エリザベート・バートリーさんにお話を伺ってみたいと思います!」
青葉「…とはいうものの、実は青葉ちょっとあの人ニガテなんですよねぇ…だって怖いじゃないですか、吸血鬼伝説のモデルだっていいますし、青葉もいつか血を吸われちゃうかも…」
青葉「ま、まあ、普段はいい人ですし――ぜったい、大丈夫!青葉しゅつげ、いえ、取材行きまーす!エリザさーん!!」
エ「何かしら子リス?取材?ついに私の番なのね!で、何が聞きたいのかしら?」
青葉「どもども、恐縮ですぅ。えー、エリザさんと言いますと、日本だと『血の伯爵夫人』としての面ばかり取り上げられがちですが、今日はちょっと違う方面から質問してみたいと思います。ぶっちゃけ、そのツノとシッポのことを聞きたいんですよ。エリザさんって確か普通の人間だったと思うんですけど…なんでツノとシッポがあるんでしょう?バートリー家の紋章がドラゴンの意匠だったはずですけど、それが由来ですか?」
エ「違うわ。ま、イメージの問題なんだけど」
青葉「どういうことですか?」
エ「正直に答えなさい。私の名前を聞いて何か思いついたものある?」
青葉「そうですねぇ…吸血鬼カーミラとか、血の伯爵夫人とか、ですね」
エ「つまりはそういうことよ」
青葉「えっと…?」
エ「要は人々の『こいつはこうであったに違いない、こいつはこうだっただろう』っていうイメージが英霊を捻じ曲げるの」
青葉「なるほど…死んでしまっても、いや、死んでしまったからこそ後世の影響に引きずられるということですか」
エ「そういうことよ。私はその結果竜としての側面が出ているだけ」
(なお、ランサー自身は知らないことではあるがバートリ家には本当に竜の血が混ざっている)
→