なぜ、わざわざ人の傷を抉るようなものを作っているのですか?
…誰にだって思い出したくないこと、触れられたくないことはあるものです
それは私とて同じこと
それを衆目にさらそうとしていることが……何よりも悲しいのです
そして何より、それを使って金を稼ごうとしているその心が汚らわしい
マスターは、そのことに対して少しでも考えが至ったのですか?
……至っていませんよね?
マスター…私は、いえサーヴァントはやろうと思えばここであなたを殺すことも容易いこと
そのような相手の過去を暴き立てて娯楽に供しようなどとは…少し考えが甘すぎるように思えます
…寝首を掻かれても文句は言えませんよ?
最後に、サーヴァントの過去を生半可な気持ちで覗いたり利用することはやめて下さい
売るつもりはない…等と今更言い訳にすらなるまい、君を傷付けたのは事実。本当にすまない!許せとは言わない、もう二度としないと誓おう