晴絵はスッと俺に渡してくる
晴絵「はい!普段あの子達と仲良くしてくれてありがとう。いつも苦労が絶えないけど、その大変さは私にもしっかり伝わってるよ。だから私も[いつもありがとう。お疲れ様]の気持ちをしっかり詰め込んだから、受け取ってね?」
○○「ありがとうございます。喜んで受け取ります」
不思議と簡単に受け取れた…後が楽しみ…
玄「じゃあ…最後は私だね?」
玄…か…ドキドキするな…玄からのチョコ…どんなチョコなのだろう…形からしてハート型みたいだけど…
玄はそれを両手に持ち、ゆっくりと俺の前に立つ…
玄「…私ね…○○と出会ってから、色々と変わったよ?環境、私自身…そして…私の人生が変わった…良い方向に変わって行ったの…全て…だから…とても感謝してる…毎日が楽しくて、嬉しくて、ドキドキして…気が付いてたら、私達の中心は○○になってきていたの…そして、私は○○がいないとダメなんだ…と思うようになってた…○○がいなければどんな人生だったんだろう…って思う時があって…そう考えたりするとつらくて、悲しくて泣きたい時もあった…でもそんな時でも○○はいつも優しくしてくれて、慰めてくれて、抱きしめてくれた…そのおかげでどんなつらい事でもすぐに忘れる事が出来た…だから本当に感謝してるの…私…そんな○○が好き…
大好きだから…
これからもずっと一緒にいたいから…
感謝の気持ち、大好きな気持ちを込めて作りました。
受け取って…ください。」
言葉を切った後、静寂が俺達を包む…あまりにも凄すぎて…言葉が出ない…それでも何とか声を絞り出す
○○「ありがとう玄…その気持ち…しっかり受け取ったから…本当にありがとう!」
そう言うと玄は優しく微笑み並んでる列に戻っていった…
…全員渡し終えた…
俺は貰ったチョコを見つめる…
どれだけの時間を掛けたのだろう…どれだけの気持ちを込めたのだろう…俺には計り知れない…まだ食べてないのに…
何故こんなに…嬉しいのだろう…
そして渡す前にそれぞれの思いと気持ちを俺に伝えてくれた…俺をこれほど強く思ってくれてたんだ…と実感した
穏乃「いつも仲良くしてくれて本当にありがとう…」
憧「こんなにハチャメチャなのに付き合ってくれてありがとうね!!」
宥「○○にはいつも感謝してる…///」
灼「また迷惑とか掛けちゃうかも知れないけど…」
玄「これからもいっぱい遊んだり、思い出をみんなで作って行こうね!」
晴絵「これからもよろしくね!」
何言ってんだ…感謝するのはこっちだよ?
玄達に出会ってから毎日が楽しい…ハチャメチャで…ドキドキで…そして温かい毎日…時々危険な事もあるけど…この人達とは沢山の思い出を作って来たんだ…
かけがえのない…大切な人達…
気が付けば俺は涙を流していた…
この子達の感謝の思い…大好きという気持ち…
その思いは確かに伝わったよ…!
その時、玄が俺の所に寄り俺の涙を手で優しく拭いながら
玄「……私…これからドンドン○○にアピールしていくからね?……だから…これからも…よろしくお願いします。」
穏乃「よろしくな!」
憧「よろしくね〜」
灼「よろしく」
宥「よろしくね…///」
と笑顔を向けてくれた…
俺は今…
とても幸せだ…
そうだ…これからも玄達と仲良くしていくんだ…ずっと…
穏乃「よーし!!チョコ渡し会が終わった所でチョコ食べ会始めようぜ!」
!?突然穏乃が話したのでビックリする俺
憧「なにそのタイトルは…(汗)」
玄「うん!そうだね!」
ん?これで終わりじゃない?
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