な、なんか…こう、改まられると、くすぐったいな…

と思ってる内に穏乃が俺の前に立っていた。

穏乃「○○…その…私、頑張って作って来た!全部手作り!良かったら受け取ってくれ!」

ははっ…台詞がカタゴトになってる…そこがまた可愛いんだがな…

俺は差し出されたチョコを受け取る…リボンがやや解けてる…穏乃らしいな…

○○「ありがとう。喜んで受け取るよ。」

穏乃「えへへ…///」

そう言うと穏乃は笑った…

なんだかんだ女の優しい笑顔には勝てないな…

憧「次はあたしよ!」

挙手した憧がズイズイと前に出てくる…

憧の両手には、かなり縦長でラッピングされてる…チョコ?

憧「あたし、…この日を楽しみにしてた…手作りチョコであたしの気持ちを伝える…その日がついに来た…だから今伝える…あたし、○○の事が好き…大好き…いつか…○○を振り向かせるから…あたしの事好きになってもらいたいから頑張る…だから…覚悟してね?…はい…あたしの手作りチョコ…////」

憧は顔を赤らめながらチョコを渡す…

ニコニコしながら渡されると、こっちまで照れるな…でも憧の気持ち…しっかり受け取ろう…

○○「憧、ありがとう…」

憧「ふふっ…味の方は保証するよ〜」

ははっ…味は大丈夫だろ…気持ちがこもってるだろうから…

宥「次、私で良いかな?」

宥…色々と不安が…溶けてなければ良いのだが(汗)

宥「はい…///これ私が作ったチョコ…ちょっと大きいかも知れないけど、一生懸命作ったから…えっと…良かったら食べてね?」

…これ…まるでデコレーションケーキ並みの大きさだな(汗)全部食べ切れるかな?ともあれ、とても嬉しい…気持ちもかなり入れ込んでいるだろう…中身が楽しみだ…

宥からのチョコを受け取る…ちょっと重い…

○○「あ、ありがとう!本当大きいね?」

宥「えへへ♪頑張って作ったんだぁ…///」

どれだけ時間掛けただろうか……聞かない方がいいかな…頑張って食べよう…

灼「次は私…」

灼はてくてくと俺の近くまで歩み寄る…

何か凄そうだな…凝ってそう…

灼「はい…これ…どうぞ…私○○の事が大好きだから…ずっと傍に居たいから…その気持ちをこのチョコに詰め込んだから…ゆっくり味わって…///」

灼って…本当…直球ストレートを投げてくるね…普段仲良くしてたから分かるのかな…?渡されたチョコを受け取る…

意外と軽い…って宥の後だからかな?

中身はボーリングに関するチョコかな?期待を胸に踊らせる…

○○「ありがとう灼、ゆっくり味わうよ」

そう言うと灼は微笑んだ…普段表情が乏しい灼だけど…微笑むと、やっぱり女の子らしいな…ちょっとドキッとした…

晴絵「次は私かな?」

晴絵さん…正直一番期待してたり…大人の中の大人って感じのチョコだよね…ラッピングからしてそう予測出来る。シンプルだけど…何か楽しい感じにさせてくれる…

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