確かに、前のマスター・・・・・・とは、少し折り合いが悪かった。


彼女の最初のマスターは、黒魔術の研究をしている魔道士だった。
エレナ女史は彼のやり方には相当歯痒いものを感じていたようだったが……

ある日、キャスター2こと、ウラ・フォン・ベルヌスの呪術により彼らの家が火災で消失。マスターも死の床に追い込まれた。
彼は死に際に令呪を2画使い、「この事故の原因であるキャスター2を倒し、スキルを奪い取る」
「6歳になる一人息子に残りの令呪を譲った上で次のマスターとし、彼を守り続ける」ことを命じた。
んー、最期まで業が深いねぇ。

―――よって、今の彼女のマスターは、年端いかない幼い少年だ。
幸いというか何と言うか、彼はまだ令呪の使い方を知らない。エレナ女史も恐らくは教えてはいないのだろう。
最初はエレナ女史のことは父親の知り合いという認識だったけど…今ではもうすっかり母親のように見ている。
引き込むのはきっと困難を極めると思うよ。 


死んでんのか。だったらそれこそ仲間に引き入れたい。戦いを続けるなら別だけど、子供の無事が望みならこちらの意図も解ってくれる筈。俺だって幼子が酷い目に合うなんて見たくない
俺もエレナの息子なわけだけど、その子供は俺の弟になるのかな?兄?(ぐるぐるお目目)

名前:Saber/Altria Pendragon
281



お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら